上島 浩子 東京都八王子市
クラスで大切にしていること
「ママも赤ちゃんもいちばん自分らしくいられる場所」
いつも周りに気遣いながら一生懸命に子育てしているママが集まります。大丈夫、ここでは誰も否定したりしないから、どんな育児や生き方を望んでいるのか、「こうあるべき」よりも「こうしたい」を自由に話してほしい。ニュートラルな対話で十分に気持ちを引き出すことを心がけ、ママの自己実現を応援しています。
「からだ・感覚・コミュニケーションを育てます」
ベビーマッサージを通し接触のルールを守り、適切な境界線のある親子関係を育みます。
感覚を働かせ丁寧に触れることは、自分の身体の形・大きさ・使い方、そして大切な価値を知り、自尊感情を育ててくれます。赤ちゃん体操では寝返りハイハイなど、運動発達の小さな不安にも、赤ちゃんの「今」を共有しながら次のステップへのヒントを一緒に探します。
おすすめの本
- 「あかちゃんはーい」プラ社 いしかわこうじ
赤ちゃんのまねっこしやすいポーズが続きます。ママとのコミュニケーションにもおすすめです。
- 「まるまる」福音館書店 中辻悦子
シンプルな形と言葉で顔の表情をあらわしています。低月齢の赤ちゃんにも、「顔」に注目する力があるので楽しめます。
トレーナーとして目指すもの
「ふれあいはスキル」
時代や社会の課題は変化し、それに対応できる支援力が求められます。はじめて赤ちゃんを迎える家族には身近なモデルがありません。科学的根拠やデータに基づいた確かな知識とスキルを身につけ、誰もが安全に再現できるふれあいを地域で伝えていける人材を育成します。
「地域で応援される支援者に」
地域の親子のためにできることを・・・その最初の思いを大切にしています。教室を作っていくには、集客などこれまでのお仕事では経験のないことも多くあります。受講中から夢の実現に向け、身近な協力者を探し、つながりを結ぶ過程もサポートします。
メッセージ
皆さんには「かみぃさん」と呼んでいただいています。
JABCトレーナーの中ではロジカル派と言われる私。もともと公務員で、生き方も育児もいろんなブロックにがんじがらめになっていました。
タッチを知り、忘れてしまっていた「感覚」を取り戻し、やりたいことに向けて一歩ずつ進めていること。思春期も、タッチがあれば大丈夫だと楽しめていること。あの頃の私に教えてあげたい。本当にタッチを知って生きることができてよかった。
かみぃずスクールの特徴は、幅広い年代の素敵な卒業生さんがいることです。
将来の働き方を考える20代、育休や子育てを通しやりたいことが見えてくる30、40代、そして第二の人生を地域に貢献したいと考える50、60代(おねえさんズ)。
みなさんの赤ちゃんやママ(家族)への思いは、心の中に秘めずぜひカタチにしてほしいんです。
まずやってみよう!のサポートに力を入れ、インターン制度を設けています。赤ちゃん体操の指導者役や見守り担当を毎月交代し、地域の親子が安全に過ごせる場所づくりを体感できる「つながるひろば」を開催しています。
私のミッションである「すべての子どもたちが正しいタッチで育つ地域社会の実現」は、私一人の力では叶えることができません。
子どもが巻き込まれる悲しい事件や事故、虐待、産後うつ、不適切保育に対し、タッチでできることがあります。一人ひとりの小さな力でも社会を変えることはできます。一緒に行動しましょう。