2017年12月からインドで実施された国際リドルキッズ協会のボランティア活動。
世界中のリドルキッズの仲間たちが親子のために頑張りました!
7回に分けてご紹介している、日本代表ボランティアでJABC認定トレーナーの甲斐万智子さんによるボランティアレポートの第2回目をお届けします。
臨場感あふれる万智子さんの文章を読んでいると胸に熱いものがこみ上げてきます。
長文ですが、一読の価値ありです!

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2017年12月8日

今日は、障害を持つ子供の為の学校にて、子供を連れて来られるご家族にタッチセラピーを指導しました。
(今日はいつもにも増して長文でごめんなさい( ))

会場まで16時間かけてお家から来るご家族もいます。
親が来ず、子供と学校の先生だけという組み合わせや、お母さんではなく、叔母さんが来るというパターンもあり。
皆、色んなストーリーがあります。

こういうセッションの時、私は必ずお世話をする人に目を向けて、労いの言葉をかけます。
「一生懸命されてるのが伝わります」
「本当に一生懸命ケアされてますよね」
ほんまに、一生懸命思ってやってるからこそ、この場にも来てくれるんです。
「セラピストの私の手よりも、愛のこもったママの手が最高にいいんですよ!」
その瞬間、ママの顔が輝きます。

今日、本当に一生懸命すぎるご両親にお会いしました。
一生懸命すぎて、気付けてないものがある気がしました。
「この子はYesもNoも言えないから。何のリアクションも返ってこない。マッサージしてたら、どれくらいで返事が返ってくるようになるの?」
「この子のことで、諦めたことは一度もないから!」
息子さんは15才。随分頑張ってこられた思いが伝わってきます。

そんなご両親の一生懸命な気持ちや「今までのやり方が間違ってるわけじゃない…」と、その愛し方を受け入れたい気持ちと、
「生きてたら、人は意思を持って何らかのシグナルを発してるから、そこを見てあげてほしい。」と伝えたい気持ちが複雑に絡み合って、日本での自閉症児のケアやその効果を説明しながら涙をポロポロとこぼしてしまいました。

「何回すればいいの?」
「彼が心地よさそうなら、回数を増やしてもOKですよ!」
「だから、彼は意思表示しないって言ってるでしょ」
そんなやりとりが続きました。

ヒンディー語を話すご両親との会話を通訳してくれたのは、ボランティアのダルパン君。
学生の彼に随分重たい話を通訳させ、気を遣わせてしまいました。

お腹のマッサージを説明する時、自閉症の息子さんは寝転ばせようとしても首を持ち上げて、緊張している状態でした。

「この状態って『なにするの?どうなるの?』って彼が緊張してるの分かりますか?ちょっとリラックスするのを待って下さいね」と説明し、彼の首を支えて少しずつリラックスするように指先の動きと声かけで誘導していくと、彼の首の力は抜け、完全に私に体を預けました。

「この状態が、彼のYesなんです。これが一番大事なんです!」
その瞬間ご両親が「あーっ。」とため息にも似た声を出しました。

ダルパン君が別れ際に
「マチコと一緒に仕事できて良かった!すごく突き動かされるものを感じて嬉しかった。ありがとう」
と言ってくれ、
ご両親が「ありがとう。愛してるよ」と何度も言ってハグをしてくれ、涙がまた溢れました。

子供を思う気持ちに嘘はなくて、きっと方法が分からないだけ。まさに、子供と親の関係をつなぐお手伝いをしたいと思う私の未来像がそこにありました。
と、これを入力しながら、また泣くわたし。
涙なくなりそう。

ホテルに帰ってから、友達と街を徒歩で散策。
途中で道に迷うも、目の前にパトカーが止まり、お巡りさんに道を聞けたラッキー。
神さま、今日もありがとう。

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甲斐万智子先生のベビーマサージ講座 ◆

開催日 2/10、11,24,25、3/3(5日間講座)

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