こんにちは。日本ベビー&チャイルドケア協会の市居です。
先日、ある生徒さんから、「自閉症児にも同じようにマッサージをしてよいのですか?」
という質問を受けました。私たちも、国内で自閉症児に対するマッサージを専門的に行っている先生を知りませんでしたので、米国のティナ・アレン先生の文献をご紹介しました。
以下に、その文献の一部をご紹介します。
自閉症児へのマッサージは、次のような利点があります。
- ゆったりとリラックスする
- リラックスすることで、眠りやすくなる
- ストレスを減らす
- 筋肉のけいれんを和らげる
- 接触刺激や肉体的感触に慣れる
これまでの研究によれば、日常的にマッサージを行うことで、突発的な行動が少なくなり、友達と遊ぶときの社会性を向上させることが分かっています。また、マッサージ後は、周囲に気を配るようになるとも言われています。マッサージをしてあげることで、自閉症児の注意力を向上させ、接触嫌い、衝動性などを軽減することができるのです。
自閉症を持つ子供たちの多くは、感受性が強すぎて、それが負担となっているため、周囲への意識や感覚に欠けていることがあります。ですから、マッサージをする際には、まずは軽くはじめて、徐々に深めていくことが大切です。また、マッサージ中は、子供が発する全ての合図に注意をむける必要があります。自閉症児は、他の子供たちのように言葉を上手に使うことができません。そのため言葉ではない会話、合図にも気を配ることが大切なのです。
米国Liddle Kidz のTina Allen 先生の文献の一部をご紹介しました。
受講生は、全文を「ベビーマッサージ指導者専用フォーラム」よりご覧頂けます。
質問を下さった生徒さんは、いつか、自閉症児に対するマッサージをボランティアでやっていきたいそうです。米国Liddle Kidz のTina Allen 先生は自閉症児や小児ガンなど、助けを必要とする子供たちへのマッサージ師として有名ですが、Tina先生も、最初は、小児科や施設でのボランティアから小児マッサージをはじめたそうです。
日本の病院や施設でも、タッチ、マッサージの良さが認められ、ボランティア活動が広まっていくといいですね。